URIAH HEEP/RAGING SILENCE ユーライア・ヒープ 89年作 リマスター盤-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

URIAH HEEP/RAGING SILENCE ユーライア・ヒープ 89年作リマスター盤

製造元：CASTLE COMMUNICATIONS
品番　ESMCD612
UK盤　全16曲（ボーナス・トラック6曲含む）　デジタル・リマスター盤

ユーライア・ヒープ　『レイジング・サイレンス』

オリジナルは89年作、ユーライア・ヒープの通算17作目となったアルバムです。

85年作の前作、「EQUATOR」リリース後、彼等は一時解散状態となり、盛り上がるHR/HMシーンの中で過去のバンドとして埋もれようとしていましたが、ライヴ盤を挟み本作で復活しています。

ジャケットのイメージもこれまでの彼等とは全く違うものとなり、新メンバーが二人加わっています。

まずキーボードには英国メロディアス・ハードの隠れ名バンド、グランプリのフィル・ランゾン、そしてヴォーカリストには、やはり元グランプリ、そしてプレイング・マンティス、ストレイタスといったバンドへの参加で有名なバーニー・ショウという意外な人選でした。

この新体制によりバンドはかなり洗練され、若返りに成功しています。

以前彼等が取り上げた外部曲の作曲者、ラス・バラードが在籍していた事で有名なアージェントのカヴァー、「HOLD YOUR HEAD UP」、オーストラリアのバンド、コールド・チーゼルの80年代のヒット曲、「WHEN THE WAR IS OVER」、そして元TOTOのファーギー・フレデリクセンが在籍していたバンド、LE ROUX（ル・ルー）の「LIFELINE」と、カヴァー率も多くなっています。

これは今までいかにも英国的と言えるクセを持ったヴォーカリストを擁してきたヒープが、バーニー・ショウという華やかな声を持つシンガーを迎えた事にはしゃいでいるかの様にも見えるのですが、事実他のオリジナル曲でも随分明るめに弾けるハード・ロック色が強くなっています。

キーボードのランゾンが作曲面で大きな貢献もしている事もあり、派手な80年代メタルへの接近がなされたというのが本当のところなのでしょうが、いずれにしても別バンドとしての輝きを持つ事に成功していると思います。

多少時期が遅れた感もありますが、ここでのライトなメタル感覚の導入は、個人的にはそんなに違和感なく感じられ、復活した意義が確かにあったと信じます。

この最強とも言えるラインナップはバンド史上最長期間のまま不動でしたが、残念ながら2013年、ベーシストであったトレヴァー・ボルダーが他界しています。

1998年度リリース盤

盤面は、ほぼ新品同様の状態です。
ジャケット（ブックレット・タイプ）も、かなり美品と思われます。
歌詞掲載有りです。

商品コード : 12600A

価格 : 2,400円（税込）

ポイント : 24