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ALASKA/ANTHOLOGY 1 アラスカ BERNIE MARSDEN バーニー・マースデン
製造元:MAJESTIC ROCK
品番 MAJCD006
UK盤 全13曲
アラスカ 『アンソロジー 1』
WHITESNAKEのギタリストとして有名だったバーニー・マースデンは、ある意味非常に不幸な人でもあったと思います。
派手なギタリスト達がデヴィッド・カヴァーデイルのパートナーとして続々と名を連ねていったため、彼、そしてミッキー・ムーディーの70年代からの貢献は薄れていってしまったのです。
この二人が現在手を組んで後にバンドを結成したのは、なんとも象徴的な事だと思えましたが、おそらく初期WHITESNAKEを支えてきたプライドは今だこの人のキャリアの重要な要素だったのではないでしょうか。
バーニー・マースデンはWHITESNAKE脱退後、SOSというバンドを結成し、その後ALASKAに改名し、80年代に2枚のスタジオ・アルバムを残しています。
キーボードにドン・エイリーが在籍していた時期もあり、ブリティッシュ・ハード・ファンにはなかなか見逃せないバンドとなっています。
マースデンの魅力を一言で現すのはかなり難しいのですが、ヨレッとした部分もあれば、色気のある音色を聴かせてくれる時もあれば、言ってみれば煮えきらない部分が逆に心地良さを感じさせるのかもしれません。
このバンドのヴォーカリスト、ロバート・ホーソーンの声質もそうした煮えきらなさを感じさせるもので、中途半端な甲高いシャウトと粘っこいソウルフルな部分もあるため、言い換えれば非常にブリティッシュ色の強いサウンドになっているわけです。
メロディもけっして洗練されているわけではありません。
初期WHITESNAKEに代表される様なR&R、R&Bに徹しているわけでもありません。
メロディアス・ハード調、ハード・ポップ調のナンバーでもどこか土臭さを感じさせるのも、本作がデモや未発表音源を中心としたコンピレーションだからなのかもしれませんが、バーニー・マースデンの資質が元々そうしたサウンドを好んでいるのだと思えて仕方ありません。
彼等のファーストのタイトル・トラックともなった「Heart Of The Storm」のデモ・ヴァージョンには、ニール・マーレイもどうやら参加しているようなのですが、一時期のASIAの様なこの曲も金髪のカヴァーデイルに対する対抗心が見え見えの気もして楽しく聴けてしまいます。
この煮えきらない英国臭にたまらない魅力を感じる人には、このバンドは愛おしくて仕方の無い存在になったのでは、と思います。
2003年度リリース盤
盤面は、ほぼ新品同様の状態です。
ジャケットも、かなり美品と思われます。
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商品コード : 12604A |
価格 : 5,000円(税込) |
ポイント : 50 |
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