THE DARKNESS/ONE WAY TICKET TO HELL...AND BACK 05年作 国内盤-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

THE DARKNESS/ONE WAY TICKET TO HELL...AND BACK 05年作国内盤

製造元：ワーナーミュージック・ジャパン
品番　WPCR-12189
国内盤　全11曲 (日本盤のみ収録ボーナス・トラック1曲含む)

ザ・ダークネス　『ワン・ウェイ・チケット・トゥ・ヘル・・・アンド・バック』

鳴り物入りで2003年にデビュー、業界、ファンを巻き込み一大センセーションを巻き起こしたザ・ダークネスのセカンド・アルバムです。

RADIOHEADやCOLDPLAY等、英国が世界に発信するロックはすっかりインテレクチュアル、スタイリッシュなもので統一された感があった中、彼等の登場はまさに衝撃的でした。

クイーンやスパークスを彷彿させるハイトーン・ヴォイス、フレディやボウイもためらったであろうキャットスーツを身に纏い、そしてサウンドはまるでHR/HMの歴史を総括したかの様な懐かしさという、誰もが思いつきそうなアイデアを真剣に徹底した姿は痛快そのものでした。

実際彼等の最大の魅力はその曲の良さにあり、QUEENはもちろん、AC/DCやTHIN LIZZY、DEF LEPPARD等々、70年代や80年代のハード・ロック・ファンであった人達をまず虜にしたのでした。

さすがに英国のバンドだけに、単に脳天気なパーティー・ロックで終わる筈もなく、屈折したスタイルも独特の個性となり、皮肉やユーモア感覚もロック・マニアを喜ばせたと思います。

そんな彼等が基本路線を踏襲しながら、更にパワー・アップしたこのセカンドでも、懐かしくもキラキラしたメロディが異様な吸引力が作動しています。

ベーシストの交替、そしてプロデューサーがあのロイ・トーマス・ベイカーが迎えられた事もあり、彼等にとってはより理想的なサウンドの実現ができたのだと思われます。

メタルと分類されるバンドとしては異例の大ヒットとなった前作から2年、おそらく相当なプレッシャーがあったと予想されますが、メロディ・センスは尽きる事なく、より幅広いロックの旨味をも取り入れながらダークネス・ワールドが展開されています。

スレイドやスゥィートといったバブルガム・ロックから、カーズやチープ・トリック的なアメリカン・パワー・ポップのエッセンス、そしてもろクイーンやELOと言える伝統的なブリティッシュ・ポップ色も健在、言葉にすると陳腐になってしまいますが、とにかくまぁカラフルかつどこかアブナイ匂いもさせながらアルバムは進んで行きます。

本作以降彼等は解散、そして復活をしながら、現在はQUEENのロジャー・テイラーの実子であるルーファス・テイラーをドラマーに据え活動中という事で、まだまだ目が離せない存在です。

2005年度リリース盤

盤面には、微弱なキズが数本見られますが、再生には全くありません。
ケース、ジャケットは、かなり綺麗な状態です。
帯有り、解説、歌詞対訳付きです。

商品コード : 13385

定価 : ~~1,980~~円

価格 : 800円（税込）

ポイント : 8