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キング・クリムゾン/THE COMPACT KING CRIMSON 変則的ベスト盤
製造元:E'G
品番 EGCD 68
USA盤 全12曲 リマスター盤
キング・クリムゾン 『ザ・コンパクト・キング・クリムゾン』
キング・クリムゾンのコンピレーション盤としては2作目となったアルバムで、ベスト盤とは正確には言えない偏った選曲が個性ともなった1枚です。
76年に「A Young Person's Guide to King Crimson 新世代への啓示」なる2枚組ベストがリリースされていますが、これは70年代クリムゾンを総括するベスト盤的意味合いの強いものでした。
90年には日本のみでCD化がされていますが、現在は廃盤状態だと思われます。
86年にリリースされた本作では、アナログ盤は2枚組で14曲収録だったのですが、CDでは12曲となりまさにコンパクト化されています。
アルバム前半は81年作の「Discipline」を中心に、気持ち程度に「Beat」収録曲の「Heatbeat」、そして84年作の「Three of a Perfect Pair」のアルバム・タイトル曲、そして「Sleepless」のシングル・ミックスが挟まれるという構成となっています。
そして後半は、「クリムゾン・キングの宮殿」大会という内容で、リマスター音源というメリットはあるものの、ベストというには程遠い内容となっています。
(「ポセイドンのめざめ」から「Cat Food」のシングル・ヴァージョンが、オマケの様に収録されています)
クリムゾン初心者にとっては、まるで別バンドのカップリングの様に聴こえる編集は、一体何故されたのか。
またオールド・ファンにとってはレア曲が別ヴァージョン・ナンバーのみとなった内容も、確かに不親切な結果となりました。
ただ選曲を自ら行ったロバート・フリップの強い信念の様なものが覗え、ファンにとっては興味深い内容であるのは間違いないと思います。
それはフリップ大先生にとっては、クリムゾンとは「In the Court of the Crimson King」であり、「Discipline」であったという事で、この傾向は以降のコンピレーションでも強く現れている気がします。
激しいドラマ性と叙情性に満ちたロック史に残る大名盤と、80年代に入り復活させた言葉よりも音に肉体性を持たせる事で精神性を描いてみせた問題作という、この両極端の2枚を聴き比べる事で、一体何が見えてくるのか。
聴き手それぞれでその思いは様々でしょうが、個人的にはフリップというミュージシャンは、実はその時々で各プレイヤーの能力を最大限に引き出す名プロデューサーとしての才能に実に恵まれていた人で、音そのものには非常に自由な発想を常に持っていたのでは、と思えてしまいます。
その中で、特にお気に入りのサウンドは、上記の2枚の作品であったという事なのだと思います。
ちなみに印象的なジャケット・アートは、クリムゾン作品ではお馴染みとなった画家、ファーガス・ホールの手によるものとなっています。
1989年度リリース盤
盤面は、かなり綺麗な状態です。
ジャケット、ケースも、美品と思われます。
商品コード : 13424 |
価格 : 1,000円(税込) |
ポイント : 10 |
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10pt |
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