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PHILIP LYNOTT/THE PHILIP LYNOTT ALBUM フィル・ライノット 82年作 国内盤
製造元:日本フォノグラム
品番 PHCR-2034
国内盤 全11曲
フィリップ・ライノット 『ザ・フィリップ・ライノット・アルバム』
オリジナルは82年作、ソロ名義としては第二弾となったフィル・ライノットのアルバムです。
ダーレン・ワートン、ミッジ・ユーロ、スコット・ゴーハム、ブライアン・ダウニーといったシン・リジィ組、ジミー・ベイン、ヒューイ・ルイス等の顔馴染みを迎えながら、前作同様バラエティに富んだ内容となっています。
その他にもダイアー・ストレイツのマーク・ノップラー、元キング・クリムゾンのメル・コリンズ、ゴングのピエール・ムーラン等、畑違いのゲストも意外でした。
元々メロディ・メイカーとしてのセンスが非常に優れていた人ですので、ここでもAORにも近いアダルトなメロディが当時の最新型サウンドとしてアレンジされている感があります。
特に本作で目立つのは、同時代のNEW WAVE、エレ・ポップ・シーンへの接近で、この人がポップ・フィールドの動向を細かくチェックしていた様子が覗えます。
ミッジ・ユーロとの共作となった「YELLOW PEARL」に至っては、まさにリジィとULTRAVOXの合体といったユニークなサウンドとなり、フィルの声が無ければ完全なる80年代NEW WAVEとして成立してしまっています。
やはり今は亡き名プレイヤーにして名ソングライターであったジミー・ベインとの共作も素晴らしく、二人のタッグとなった「OLD TOWN」は流れる様なピアノが印象的な哀愁ブリティッシュ・ポップ・ソングとなっています。
やはりこの二人の共作である「ODE TO LIBERTY」では、マーク・ノップラーがこの人ならではのギターで参加、フィルの歌い回しもダイアー・ストレイツを感じさせるのもご愛嬌といったところでしょうか。
愛娘に捧げたと思われる「CATHLEEN」ではヒューイ・ルイスがハーモニカで大活躍、メロウな旋律を盛り上げてくれています。
本作中最もリジィに近いと思われるナンバー、「DON'T TALK ABOUT ME BABY」でも、打ち込み系サウンドを採用し、特徴的なメロディ・センスを持つフィルの音楽性がよりカラフルに拡がっているのが実に興味深いところです。
時代はN.W.O.B.H.M.シーンが隆盛期を迎えていた頃で、ベテランがこうした実験性を持つソロ作をリリースするのにはかなり勇気が必要だったのではと勘ぐってしまいます。
特に当時のTHIN LIZZYはオールドウェイヴとして見られていた時期で、多くの新勢力の前では存在感も薄れていただけに、フィルの複雑な心境も垣間見える気がしてなりません。
本作での充足感、そしてポップ過ぎる作風への反動が、この後すぐにリリースされたシン・リジィでのラスト作にして最高傑作、「サンダー・アンド・ライトニング」へ反映されたのではないでしょうか。
1990年度リリース盤
盤面には、微弱なキズが数本見られますが、再生には全く問題ありません。
ジャケットにもやや使用感が見られますが、大きなダメージはありません。
帯無し、解説掲載有りです。
歌詞掲載は元々ありません。
商品コード : 14032A |
定価 : 2,200円 |
価格 : 2,000円(税込) |
ポイント : 20 |
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20pt |
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