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JOHN NORUM/TOTAL CONTROL 87年作 ジョン・ノーラム トータル・コントロール
製造元:EPIC
品番 EK 44220
USA盤 全11曲
ジョン・ノーラム 『トータル・コントロール』
「THE FINAL COUNTDOWN」で世界的に大成功をしたEUROPEを脱退したジョン・ノーラム、その動向が注目されていた中でリリースされた初ソロ・アルバムです。
日本でも人気の高かったヨーロッパだけに、当時の宣伝叩き文句は「俺のギターには金玉がついている」と、かなり思いきったものとなりました。
ベビーフェイスのジョンと、この何を血迷ったのかロック史上に残る珍コピーのギャップにも驚くのですが、本作の内容も意外なものだったかもしれません。
ゲイリー・ムーアを崇拝する彼のプレイは、北欧メタルというよりは完全なるブリティッシュの翳りを前面に押し出したものとなり、ヴォーカルもゲイリーを甘くした様な味わいを持っています。
イングヴェイを支えたベーシスト、マルセル・ヤコブとの共作によるメロディは伝統的ブリティッシュ・ハードをメロディアスに磨き上げた統一感があり、ブルージーな味わいも見れるもののあくまでメロディあはりアス・ハードとして聴けてしまうものとなっています。
やはりイングヴェイの元で名を上げたヴォーカリスト、ヨラン・エドマン、220 VOLTのピーター・ヘルマンソン等のゲストを迎えての手堅いバンド・サウンドの中、主張をし過ぎないながRも、ギタリストとして確実にパワフルで湿っぽい個性を魅せてくれています。
完全なるゲイリー・ムーア風バラード、「TOO MANY HEARTS」や、そのゲイリー熱を隠そうともしないインスト、「IN CHASE OF THE WIND」、THIN LIZZY繋がりのジョン・サイクス風にも聴こえる「WE'LL DO WHAT IT TAKES TOGETHER」、もろにWHITESNAKEとなった「BLIND」等、多くのハード・ロック・ファンをニヤリとさせる部分もご愛嬌でしょうか。
その中でも初期EUROPEの北欧感を残す「ETERNAL FLAME」は秀逸で、ジョンの「SEVEN DOORS HOTEL」での衝撃を思い起こさせてくれます。
確かに太く激しい速弾きソロには惹きつけられるのですが、この人の個性は泣き節での切れ味にもあると思われ、こうしたブリティッシュ指向はその持ち味を引き出す事に成功しているのではないでしょうか。
ボーナス・トラックとなった「WILD ONE」はもちろんシン・リジィのナンバーなのですが、ヴォーカルもしっかりフィル・ライノットを意識しています。
こうした素直さ、健気さに実に好感が持ててしまいます。
果たして「金玉」というキャッチコピーが妥当だったのか、個人的には「生粋のロック・ファン」であったジョンの人柄が滲み出ている傑作だと思います。
1990年度リリース盤
盤面には微弱なキズが数本見られますが、再生には全く問題ありません。
ジャケット(ブックレット・タイプ)は、比較的美品と思われます。
商品コード : 15309A |
価格 : 1,200円(税込) |
ポイント : 12 |
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12pt |
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