ARTHER BROWN'S KINGDOM COME/JOURNEY キングダム・カム 73年作-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

ARTHER BROWN'S KINGDOM COME/JOURNEY キングダム・カム 73年作

製造元：SACTUARY/CASTLE MUSIC
品番　CMQCD 806
EU盤　全13曲（ボーナス・トラック6曲含む）
　
アーサー・ブラウンズ・キングダム・カム　『ジャーニー』

オリジナルは73年作、奇才アーサー・ブラウン率いるキングダム・カムのサード・アルバムです。

あの悪名高いLAメタルのKINGDOM COMEではありません。

英国プログレ界ではかなり個性的なバンドとして70年代から名が通っていたバンドですが、結局あのバンドの登場以来、Arthur Brown's Kingdom Comeとして区別された様です。

ただアーサー・ブラウンの名前は、むしろハード・ロック界でも有名で、彼が68年にTHE CRAZY WORLD OF ARTHER BROWN名義で放ったヒット曲、「FIRE」のインパクトは70年代、80年代のHR/HMへ与えた影響も少なく無いと思われます。

最近ではオジー・オズボーンがカヴァー・アルバム、「UNDER COVER」で、その「FIRE」を取り上げていた事からも明白だと思われます。

後にATOMIC ROOSTERを結成するヴィンセント・クレイン、カール・パーマーも一時在籍していたこのバンドは、メイク、マスクをしたアーサー・ブラウンのエキセントリックな個性を看板にしていました。

当時の映像を見ると、隈取りメイクに白装束、頭には燃えさかる角を付け、しまいにはやっぱり熱かったのか角を捨て去り、上半身裸で踊りまくる彼のイキっぷりは、アリス・クーパー、フランク・ザッパを凌駕し、80年代メタルの最も猥雑な部分させすでにお茶の間に披露していた感もあります。

その彼が71年にKINGDOM COMEとしてプログレ、サイケ、スペース・ロックをカオス状態でまとめ上げ、その奇妙奇天烈摩訶不思議な世界を更に拡げています。

リズム・マシーン、シンセを交えながら、ジャンルを超えた独特の世界は、今聴いても相当の衝撃度があると思われます。

ヘヴィなギター、カラフルなキーボードが織りなすインプロの嵐も強烈で、言葉で表現するのがなかなか困難な1枚でもあります。

プログレ、ハード・ロックの体裁をとりながら、ソウルフルなヴォーカルが行き交うサウンドは、クセになる妖しい毒気タップリで、時々引っ張りだして聴きたくなってしまう中毒性には要注意だと思われます。

2003年度リリース盤

盤面は、かなり綺麗な状態です。
ジャケット端部に、ケースのツメ痕が薄く付いています。

商品コード : 15314A

価格 : 1,500円（税込）

ポイント : 15