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TREAT/SCRATCH AND BITE トリート 85年作 国内盤 スクラッチ・アンド・バイト
製造元:日本フォノグラム
品番 PHCR-4199
国内盤 全9曲
トリート 『スクラッチ・アンド・バイト』
オリジナルは85年作、スウェーデンが誇るメロディアス・ハード界の職人的バンド、トリートの記念すべきデビュー作です。
まず注目すべき点は、本作がEUROPEの「THE FINAL COUNTDOWN」、あるいはBON JOVIの「SLIPPELY WHEN WET」に先駆けてリリースされた事です。
本作が大ブレイクしなかったのはそのあまり洗練されたアメリカン・ポップ・メタル・サウンドがあったからこそだったかもしれません。
元々スウェーデンは音楽大国として知られていましたが、HR/HMのジャンルでは北欧メタルという新しいキーワードが浸透したばかりの時代、今やメタル界ではスウェーデンは欠かせない重要国ですが、当時はトリートのアメリカナイズに偏見もあったのかもしれません。
また現実的な問題として、ヘアメタル然としたヴィジュアルとMTVでガンガン流れそうなキャッチーなメロディは多くのアメリカ勢に引けをとらないものでしたが、ネットがまだまだ普及していない時代にあっては大きくプロモートされたLAメタル勢には太刀打ちできなかったのは致し方ないのでしょう。
いずれにしても今聴いてもその完成度には、まさに目も眩むばかりのキラキラ度が満載。
本作の奇跡的なメロディの充実具合は、83年に大ヒットしたデフ・レパードの「炎のターゲット」の影響が強いと思われますが、言ってみれば「パイロマニア」症候群が生んだ傑作の一つだと思われます。
本人達も公言している様ですが相当意識はしている筈で、後にセルフ・リメイクがされる名曲「GET YOU ON THE RUN」は「FOOLIN'」を、「NO ROOM FOR STRANGERS」は「BILLY'S GOT A GUN」をどこなく思わせるのはそうした現れでしょう。
ただ安易に「フォトグラフ」を流用するバンドが少なくなかった中、トリートの先天性のメロディ・センスは別格で、欧州的な翳りだけでなく陽性の高揚感をも積極的に取り入れていたのは特筆すべき点だと思います。
「炎の誓い」、「闇夜にハイデン」等、各曲の邦題のセンスにも当時の日本の担当者のデフ・レパードに続け熱が感じられる気がします。
「炎のターゲット」が80年代メタルの指針になり、ボン・ジョヴィが世界基準となるほんの僅かな隙間の中で、本作はお手本的内容として極寒の地から産み出されたのは、実に感慨深いものがあります。
メロディアス・ハードとパーティー・ロックがバランス良く配置された中で、極上のバラード、「WE ARE ONE」のソフトな美しさも光り、すでに同郷のEUROPEとは違うメロディ・メイカーぶりをアピールしている気がします。
彼等の作品はどれもハズレ無しなのですが、特にアメリカン・メタル色の強い1枚と言えば本作だと思われます。
1994年度リリース盤
盤面は、かなり綺麗な状態です。
ジャケット(ブックレット・タイプ)も、かなり美品と思われます。
帯無し、解説、歌詞(英語のみ)掲載有りです。
商品コード : 15597A |
定価 : 1,800円 |
価格 : 6,200円(税込) |
ポイント : 62 |
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62pt |
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