THE FIRM/ザ・ファーム ジミー・ペイジ ポール・ロジャース 85年作 必聴盤-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

THE FIRM/ザ・ファームジミー・ペイジポール・ロジャース 85年作必聴盤

製造元：ATLANTIC
品番　7 81239-2
USA盤　全10曲

ザ・ファーム　『ザ・ファーム』

84年、ザ・ハニー・ドリッパーズという超ビッグ・プロジェクトにより、ツェッペリン伝説がまた更に動き出したかの様に思われましたが、ロバート・プラントはマイ・ペースを維持し、時代と向き合うかの様に果敢にハード・ロックのモダンな解釈を続けていました。

一方のジミー・ペイジは85年、なんとロック界の名ヴォーカリスト、ポール・ロジャースと合体し、この二大巨頭によるザ・ファームを結成しました。

ベースには後にBLUE MURDERへの参加で注目されるトニー・フランクリン、ドラムにはやはり後にAC/DCへの参加で名を上げるクリス・スレイドと、質実剛健と言えるリズム隊をバックにしています。

ツェッペリン崩壊後、サントラとしての「ロサンゼルス」を発表したものの、その名声を自ら壊す様な中途半端な出来に不満を覚えていたロック・ファンは、本作により一時的に溜飲が下がる思いをしたのでした。

この人独特の扇情的なリフが所々見られるのですが、基本はポール・ロジャース色が強いと思われ、古典的でありながら愛すべきブリティッシュ・ハードを展開してくれています。

そのロジャース作の「Radioactive」は、NEW WAVE的な味わいを持つユニークなナンバーとなり、シングル・ヒットとなった事により、このOLD WAVEの代表格である二人がシーンを再び沸かす事に成功します。

ライチャス・ブラザースの64年の大ヒット曲、「ふられた気持ち YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELING」のカヴァーや、BAD COMPANY再燃といったバラード、「MONEY CAN'T BUY」も、ロジャースの真骨頂といったところでしょう。

個人的にはオープニングの「CLOSER」でのペイジ特有のリフと、ファンキーなノリを聴くと、どうしてもロバート・プラントのヴォーカルを思い出してしまうのですが、こうしたツェッペリン色をかなり意識的に控えているのが少しもどかしい気もします。

1985年度リリース盤

盤面は、かなり綺麗な状態です。
ジャケット（ブックレット・タイプ）も、かなり美品と思われます。

商品コード : 10733

価格 : 1,500円（税込）

ポイント : 15